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【英語|英単語の覚え方】暗記に大切なのは実は「単語を忘れる」こと

※この記事はプロモーションを含みます。

英語の単語が覚えられない…効率の良い英単語の覚え方はないのか?

そのようなお悩みを抱いていませんか?実は、効率のよく英単語を覚えるためには、覚えた単語を「忘れる」ことが重要なのです。なぜなら、英単語の暗記に大切なのは、覚える単語を短期記憶から長期記憶に移す必要があり、そのために「忘れる」ことが必須だからです。

この記事では、あなたが英語の点数をアップさせるために、効果的な英単語の覚え方について解説します。読み終えていただければ、英語の単語を効果的に覚える具体的暗記法が明確になり、英単語を覚えるのが今よりも楽になります。

英語力向上に単語力は必須

英語の点数アップには単語暗記が必要です。なぜなら、英語の文章読解には

「単語力」と「文法力」

この2つが必要だからです。

英文は「単語」同士が「文法」という並び方の決まりによって結びつくことで成り立っています。ですから、「単語」と「文法」の両方の知識があって初めて理解できるようになるでしょう。

そして、文法よりも単語の方が、圧倒的に覚える知識の数が多いです。

そうなると、「単語暗記を制するものは英語を制する」と言えますよね。

このように、単語暗記は英語力をアップさせるために必要不可欠でしょう。

覚え方のコツ

では、単語を覚える際に意識するべきコツについてお話しします。

  • 短期記憶を長期記憶に移すのが必須
  • 忘れて覚えないと長期記憶にはならない
  • 完全に忘れて復習は非効率
  • 覚えるには段階があって良い
  • はじめは語呂合わせでいい
  • アプリを活用するのもアリ
  • 単語帳以外で単語に出くわすと定着する

単語を覚えるときは、これらのコツを意識しながら勉強してくださいね。それぞれのコツについて詳しく解説します。  

短期記憶を長期記憶に移すことこそが単語暗記の本質

まず、単語を暗記するということは、脳の中でどのような作業を行えば良いのか、脳の構造をもとに理解しましょう。脳には2種類の「記憶」があります。それは下記です。

  • 短期記憶:一時的に覚えておく記憶
  • 長期記憶:ずっと覚えておく記憶

そして、この脳の構造をもとに説明すると、単語暗記とは「短期記憶」を「長期記憶」に移す作業です。

短期記憶の例は、普段の会話です。日常的に行なっている会話の内容は、1週間もすれば大半を忘れてしまいますよね。長期記憶の例は、歌です。結構前に好きだった歌をいまだに歌えることがあるでしょう。

このように、脳の暗記には2種類あります。単語暗記とは「短期記憶」から「長期記憶」へ移すことだけを行えば良いのです。

忘れて覚えないと長期記憶にはならない

では、「短期記憶」から「長期記憶」に移すためにはどうすれば良いのでしょうか。

それは、一度覚えた単語を忘れ、そして再度覚えなおせば良いのです。なぜなら、忘れた知識を再び覚えることで、脳が「この知識は大事だ」と認識し、二度と忘れないように長期記憶に移そうとするからです。

初めて見る単語を覚えようとすると、まずは短期記憶に格納されます。短期記憶は「すぐ忘れてしまう記憶」でしたよね。ですから、覚えた単語をすぐ忘れてしまうのは当たり前なのです。

しかし、忘れた単語を再度覚え、そして忘れ、再度覚え、、、。こういった作業を繰り返すことで、その単語は「短期記憶」から「長期記憶」に徐々に移っていくのです。長期記憶に移ると、ほとんど忘れることはなくなるでしょう。

このように、単語は忘れて覚えないと長期記憶にならないのです。ですから「忘れる」ことは「覚える」ことに近づいている証拠です。  

完全に忘れて復習は非効率

一度忘れ、再度覚えることで記憶の定着ができます。

ですが、完全に忘れてから再び覚えるのでは非効率です。100%忘れてからではなく、80%ほど忘れてから復習するようにしましょう。なぜなら100%忘れてからだと、一度覚えた単語なのか、それとも初めて見る単語なのか脳が認識できないからです。

「80%忘れる状態」とは、「この単語やったな〜…だけど意味なんだっけな〜…」という状態です。一方「100%忘れる状態」は、一度覚える作業をしたのに「この単語は初めてだな」と思ってしまう状態でしょう。

一度に500単語とかを覚えようとすると、この「100%忘れてしまった」単語が頻出するでしょう。30単語とかに区切れば、その30単語を2週目、3週目と暗記作業を反復するときでも、せいぜい「80%忘れる状態」で復習できますよね。

単語の復習するスパンを短めにし、完全に単語を忘れてしまう前までに復習できる効率的な勉強をしましょう。  

覚えるには段階があって良い

「単語を覚える」ことには、実は段階があります。

具体的には

  • 「見たことがあるが意味がわからない状態」
  • 「語呂合わせで考えて意味がわかる状態」
  • 「単語を見て瞬時に意味が答えられる状態」
  • 「単語の意味を複数答えられる状態」
  • 「単語の使い方が分かり英作文で使える状態」

などなど。

そして、初めから「複数の意味を暗記」したり「作文で使える」状態までに持っていかなくてもいいのです。 なぜなら、単語を復習しながら覚える過程で、徐々に「単語を覚える」段階を上げていけば良いからです。

よくこんなアドバイスを耳にしませんか?

「単語を語呂合わせで覚えるな」
「単語の意味は必ず複数覚えろ」

これは正解ですが、初めから実践しなくても良いですよね。

単語を覚える際は、徐々に暗記の段階を踏んでマスターしていきましょう。  

はじめは語呂合わせでもいい

単語の暗記は段階を踏んで良いとお伝えしました。ですので、私は「はじめは語呂合わせで覚えてもいい」と思っています。

なぜなら、語呂合わせで覚えられたら、復習を重ねるうちに語呂合わせを経由せずに単語の意味がわかるようになるからです。実際に私も語呂合わせで単語を覚えることから始めています。

それでもTOEICの単語はしっかり身に付き、その結果800以上を取得できました。ですから、はじめは語呂合わせで覚えても良いと証明済みです。

例えば

aquire

という単語。

「アク(料理の灰汁)をワイヤーで取得する」イメージを頭に思い浮かべて意味を覚えても良いでしょう。覚えやすければどんな語呂でもかまいません。

あとあと復習をして単語の意味を瞬時に答えられるようになるために、まずは「語呂で覚える」などの単純な段階から暗記にチャレンジしましょう。  

単語帳以外で単語に出くわすと定着する

単語を覚える際は、覚えたい単語を複数の参考書で遭遇すると覚えやすくなるでしょう。

なぜなら、一つの単語を別の視点から覚えることができるからです。

例えば単語帳で

aquire

という単語を覚えたとしましょう。その単語が長文問題の本文中で出題されたらいかがでしょう。「これ単語帳で出てきた単語じゃん。」そう思えるだけで、より単語をしっかり暗記できそうですよね。

また、単語帳という「英単語」と「その日本語での意味」という1対1の関係で覚えた単語が、「英文の文脈の中で覚えた」単語ということにもなり、印象が強くなるでしょう。

このように、覚えた単語に単語帳以外で出くわす機会を作ると効果的です。それが難しい場合は、単語帳を2冊使用するのも良いかもしれませんね。ある単語帳で覚えた単語が、別の単語帳で登場した場合でも効果が期待できるでしょう。

アプリを活用するのもアリ

英単語アプリを使って単語暗記をすることはおすすめです。なぜなら、スマホはいつでも持ち歩くものであり、何度も単語を復習するのに便利だからです。

単語帳はメモを手軽に書き込めたり、ふせんを貼れたりして便利ですが、いつでも手元にあるわけではないですね。それに対し、スマホはどこへ行く時でも基本は持ち歩いているでしょう。そのため、「ちょっとだけ時間があるな」という時も復習に当てられるのです。そうなると全体の勉強時間自体も増やすことができます。

スマホ学習はメリットが多いので、効果的に活用し、単語暗記にも役立てましょう。

英単語の具体的な覚え方

効率的な勉強法

ここまで、英単語の覚え方のコツをお話ししました。これらのコツを実践した暗記を行うために、具体的な勉強法をお伝えします。

暗記のステップは下記です。

  • 暗記する範囲を決める
  • 一語一語に時間をかけない
  • 覚えられた単語は飛ばす
  • ある程度覚えられたら一定期間放置

順番に解説します。  

暗記する範囲を決める

まずは単語帳を開き、今回の勉強ではどこからどこまでを覚えるのか、範囲を決めましょう。20語〜50語の範囲で決めるのがおすすめです。

20語より少ないと、一度覚えた単語を忘れることができません。また、50語より多いと、せっかく覚えた単語を次の復習までに完全に忘れてしまい、効率が悪いでしょう。

前の章でもお伝えしたとおり、大切なのは、覚えた単語を80%くらい忘れて復習することでしたね。 単語を程よく忘れながら暗記できるように、一度に覚える英単語数を決めましょう。  

一語一語に時間をかけない

覚える単語の範囲を決めたら、単語暗記を始めましょう。私の場合は、単語の意味を手で隠し、英単語のスペルを見ては答えるという方法で暗記してました。やり方は自由ですが、重要なのは一語一語に時間をかけないことでしょう。おすすめは一語につき2~3秒で次の単語に移るペースです。

ここまでにお伝えしたとおり、重要なのは「覚える」→「忘れる」→「覚える」…の回数を増やすことです。ですから、一語一語には時間を掛けない代わりに、反復する回数を増やしましょう。  

覚えられた単語は飛ばす

単語暗記をしていると、主に次の2つがあるはずです。

  • すぐに覚えられる単語
  • なかなか覚えられない単語

このうち、なかなか覚えられない単語に対しては、暗記回数を増やす必要があるでしょう。

そのためには、覚えた単語に印をつけ、次の復習時には暗記作業を飛ばしましょう。そうすることで、なかなか覚えられない単語に対して暗記回数を増やすことができますよね。

覚えられた単語は復習時に飛ばし、なかなか覚えられない単語を重点的に覚えましょう。

ある程度覚えられたら一定期間放置

暗記勉強をした単語がある程度覚えられたら、一定期間放置することが効果的でしょう。なぜなら、復習を何度もしてある程度覚えた単語を、再度忘れることができるからです。

直前の章までにお伝えした方法で「覚える」→「忘れる」→「覚える」を繰り返すと、徐々に忘れづらくなります。しかし、忘れづらくなっただけで1週間や1ヶ月と時間が経つと忘れる可能性が高いでしょう。ですから、忘れた頃に再度復習をすることで、今度は1年忘れなくなったり、あるいは5年忘れなくなったりするのです。

このような効果があるため、ある程度単語が覚えられたら、その単語を一定期間放置した後に復習しましょう。

放置している間は別の単語暗記をしたり、文法の勉強をしたりと有効に活用できて一石二鳥です。

単語を覚えて点数がアップした経験談

ここまで英単語の覚え方についてお伝えしました。ここで解説している単語暗記の方法は、私が英語の単語を暗記する中で編み出した方法です。そして、この方法を実践することで、短期間に多くの単語を覚えてきました。高校生の時の模試では英語が強みとなり、全体の偏差値アップにもつながったほどです。

ちなみに、高校時代に英語の偏差値がアップした際は、単語暗記のほかにも音読も行いました。

「単語暗記」  × 「音読」

この組み合わせの勉強は、まさに最強です。なお、音読の効果的なやり方については 【英語音読のやり方】たった4つ意識して勉強するだけで点数が上がる で詳しく解説しています。

単語を覚えると英語の点数は大きく上がります。この記事で紹介している勉強法を実践して効率的に単語を覚え、周りとの差をつけましょう。

単語暗記の注意点

英単語の覚え方のコツ

単語を暗記するために行うと良いことはお伝えしました。ここからは、単語暗記の勉強時に注意すべきことをお話しします。

  • 「書いて覚える」は本当にいけないのか?
  • 最適な暗記法は人それぞれ
  • 覚えるべき単語を覚えよう
  • 必要な単語数はそんなに多くない
  • メインで使用する教材を決める
  • 順番で覚えない工夫をす

ひとつひとつ解説します。  

「書いて覚える」は本当にいけないのか?

「単語は書いて覚えな」という意見はよく耳にします。では本当にいけないのでしょうか?私の結論ですが、「別に書いて覚えてもよい」と思っています。なぜなら、書いてた方が覚えられるという人が中にはいるからです。

勉強は人それぞれで合う、合わないがありますよね。ですから自分が最も結果が出やすい方法で勉強をすれば良いと思います。ただ一方で、書いて覚えるのは一般的には効率が悪いと言われています。

この記事でもお話ししていますが、大事なのは復習の回数です。書くのは時間がかかるため、復習の回数は減りますよね。ですから、まずは書かないで覚える方法を試してみて、その上で書く方が良ければ書いて覚えても良いでしょう。

「書いて覚える」は絶対にやるなというわけではありません。  

最適な暗記法は人それぞれ

最適な暗記方法は人それぞれです。なぜなら、人によって脳の構造や勉強のスタイルが完全に同じではないからです。 大切なのは自分に最適な勉強法を見つけることでしょう。

そのためには色々な人のすすめる暗記法を一つずつ試し、自分に合う暗記法を探すことです。この記事で提示している勉強法は、あくまで私がおすすめする単語暗記法です。ですから、「私のおすすめ」ではありますが「絶対正解」ではありません。

この記事の暗記法をまずは試し、そして他の人がおすすめする暗記法も試してみてくださいね。その上で最適な勉強法を見つけていきましょう。  

覚えるべき単語を覚えよう

単語をあれもこれも覚えるのでなく、自分が覚えるべき単語にしぼって覚えるのは重要です。なぜなら、英単語の数はかなり多いため、あれもこれも覚えるのは不可能だからです。

例えば、大学受験で頻出する単語と英検で頻出する単語は違います。英検とTOEICの場合でもかなり違うのです。ですから、英検を受けるのであれば英検の単語帳を、受験英語の単語力をつけるのであれば受験用の単語帳を使用しましょう。

同じ英語でもテストの種類によって使われる英単語が違うことは意外とあります。目指すゴールに近づける単語帳を使用し、覚えるべき単語を覚えましょう。  

メインで使用する単語帳を決める

単語帳を複数使ったり、単語帳の他に英単語アプリを使ったりするのはおすすめですが、必ずメインで使用する単語帳は決めましょう。重要なのは一つの単語帳を覚えきることであり、他の単語帳やアプリは、メインの単語帳を覚えるために使用する副教材として活用するのが効果的だからです。

単語帳を2冊ともメインで使おうとすると、収録単語の大半が重複していたとしても、暗記作業が2冊分に増えるため効率が悪いですよね。

効率的な単語暗記を行うために、メインで使用する単語帳は決めて勉強しましょう。  

順番で覚えない工夫をする

単語帳を覚える時に、単語帳に収録されている順番で単語の意味を覚えてしまうといった悩みやよく聞きます。もし、そういった悩みがある場合は、フラッシュカードなどを使用して順番で覚えない工夫をしましょう。

フラッシュカードを使うと、カードをシャッフルすれば、順番が変わった状態で暗記ができるからです。単語のスペルと意味をカードに書き写す手間はありますが、順不同で覚えるのには効果的です。 順番で覚えてしまう人は、順番で覚えない工夫をしましょう。

まとめ

以上、英単語の覚え方について解説しました。

この記事をまとめると

  • 短期記憶を長期記憶に移すのが必須
  • 忘れて覚えないと長期記憶にはならない
  • 完全に忘れて復習は非効率
  • 覚えるには段階があって良い
  • はじめは語呂合わせでもいい
  • アプリを活用するのもアリ
  • 単語帳以外で単語に出くわすと定着する

ということでした。

単語力をアップさせると、英語の点数を短期間で上げることができます。この記事を参考にした勉強で単語を覚え、英語力向上を目指しましょう。

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