英語が苦手だけどテストの点数を効率的にあげたい!
そんな悩みを抱えてはいませんか?
実は、英語を効率良く勉強しテストの点数を上げるためには、「基礎知識の暗記」と「知識の自動化」を行うことが重要です。
なぜなら、テストの際に勉強した知識を素早く使いこなせれば、テストで正解できる問題を増やせるからです。
ここでは、英語が苦手な人でも点数アップを実現できる、効率の良い英語の勉強法を解説します。
読み終えていただければ、効率の良い英語の具体的勉強法が分かり、テストで高得点を取るまでの道筋がはっきりとわかります。
まず初めに行うべき重要なこと
効率的な英語の勉強法を実践するためには、事前準備が重要です。
事前準備を行うことで、この後紹介する勉強法の効果が倍増するでしょう。
勉強に取り掛かる前に、次のことを実践しましょう。
目指すゴールを決める
まずはあなたが目指すべきゴールを決めましょう。
- 2ヶ月後の模試で順位を上げる。
- 英検に受かる。
- 英語で話せるようになる。
こんな感じで目標を設定してみましょう。
なぜゴールを決めるべきなのでしょうか?
何を目標にするかにより、あなたがやるべき勉強は変わるからです。
例えば、あなたがこのような目標を立てたとしましょう。
2ヶ月後のマークシートの模試で30位以内を目指す。
その場合、スピーキングとライティングは出題されませんよね。ですから、リスニングとリーディングに特化した勉強を行うことになるでしょう。
一方でこのような目標を立てるといかがでしょう。
来月のホームステイで英語を使った会話をする。
この場合は、スピーキングとリスニングに特化することでしょう。
このように、あなたが目標を達成するために余計な勉強を行わないためにも、まずは目指すゴールを設定しましょう。
まずはリーディング力とリスニング力から
英語力を向上させるためには、まずはリーディング力とリスニング力を向上させることが優先と認識しましょう。
なぜなら、ライティング力とスピーキング力は、ある程度英語力がないと習得が難しいからです。
また、これら2つの力は、リーディングとリスニングの力ありきで成り立っています。
人間にとって情報を受信するより発信する方が難しいものです。誰かの話を聞くより自分の意見を発信する方が頭を使いますよね。
英語も同じで情報を取り入れる作業の方が単純です。
ですから、まずはリーディングとリスニングの力を向上させることが重要だと意識しておきましょう。
効率的な具体的勉強法(必須編)
ここからは効率的な勉強を具体的にお話しします。ここで紹介する勉強を、正しいステップで行うことが重要です。
ステップごとに解説してゆきます。
基礎知識(単語と文法)を暗記しよう
まずは基本的な単語と文法を覚えることが重要です。 なぜなら、英文を理解するためには、英語を理解する知識が必要になるからです。
単語と文法を覚えることは退屈なことですよね。ですが英語力を上げるためには避けて通れない道なのです。
単語と文法に関してですが、たくさん覚える必要はありません。中学校で習う文法と2000語くらい収録されている単語帳を覚えれば十分でしょう。
ちなみに私はターゲット1900を使っておりました。
また、単語と文法以外は覚えなくても良いです。単語と文法の知識さえあれば、リーディングとリスニングはある程度カバーできるようになるからです。
英語をすらすら読めたり、聴き取れたりする未来を想像し、単語と文法の暗記をコツコツやっていきましょう。
音読をして知識の自動化をしよう
基本的な単語と文法をある程度覚えたら、音読を行いましょう。
なぜなら、音読を行うことで、覚えた単語と文法の知識を自動化することができるからです。
単語を例に挙げて説明します。
単語帳を使用して単語を覚えると、単語の意味を答えることができるようになるでしょう。ですが、その段階では、単語が出題されたら0.5秒で答えられる状態ではないでしょう。これを0.5秒以内で反射的に答えられるようにするのが、音読トレーニングです。
英語の基本的な知識がある程度覚えられたら、知識の自動化をするために音読を行いましょう。
なお、音読は正しい方法で行わないと、ただ時間を消費する事態に陥ります。音読の正しいやり方に関しては【英語音読のやり方】たった4つ意識するだけで点数が上がるで詳しく解説しています。ぜひ読んでみましょう。
問題を解いて実践しよう
ここまできたら問題を解いてゆきましょう。
試験で点数を上げるためには、問題に正解しなければ意味がありませんよね。
解く問題はなんでも構いません。学校で支給された問題がある人はそれを使っても良いですし、新しく自分で買っても良いでしょう。
ただ、教材選びでひとつだけ重要なことがあります。
それは
難しすぎる問題をとかないこと
です。
自分のレベルを大きく超える問題を解くと、かえって英語力が上がりません。それどころか、挫折をしてしまうでしょう。
また、解き終わったら、間違えた問題の復習を行いましょう。解きっぱなしでは学びがありませんよね。
間違えた問題は次出題された時に必ず得点できるようにすることで、徐々に解ける問題が増えるのです。
こういった点を意識し、自分のレベルより少し難しい問題を選び、問題演習を行いましょう。
効率的な具体的勉強法(応用編)
ここからは応用編の勉強法を紹介します。具体的には、ライティング力やスピーキング力を向上させたい方向けです。
ライティングは問題集で対策
ライティング力を上げるために、ライティングに特化した問題集をたくさん解くことが重要でしょう。なぜなら、「書く」力は実際に書くことを通してスキルアップするからです。
私もライティングはたくさん英文を書くことで勉強しました。まずは日記など自分の好きなことを書く作業から始めました。
ですが、日記は自由に書いて良いからこそ簡単なことを書くだけで終わってしまいますよね。ですから、ライティングに特化した参考書を解くのが最も力がつきます。
ライティングの参考書は
- お題があるためある程度難しいことも書く必要がある
- 解説があるためライティングの知識習得ができる
といったメリットがあるでしょう。
なお、おすすめのライティング教材は「ポレポレ英文読解プロセス50」です。
英語を書くために必要な構文をたくさん学ぶことができ、書くのが楽になます。
ライティング力を上げたい場合は、こういった問題集をたくさん解くことでスキルアップを目指しましょう。
スピーキングはオンライン英会話
スピーキング力向上にはオンライン英会話がおすすめです。なぜなら、英語で人と話す機会を格安で手にいれることができるからです。
スピーキングは耳で聞いて瞬時に話す訓練が最も効果的です。英語で独り言を言うのも練習にはなりますが、やはり双方向のコミュニケーションを行うことで効率よくスキルアップができるでしょう。
外国人の友達がいる場合は、その友達と英語で話すのは最も良いですよね。ですが、海外の友達がいる人は多くないですし、作ろうと思っても簡単に作れません。私もそうでした。
オンライン英会話を活用すると、「月5000円〜1万円を払うだけで話し放題」といったお得なサービスもあります。こういったサービスを活用することで、かなりスピーキング力は鍛えられるでしょう。
スピーキングの練習には、ぜひオンライン英会話を使用してみてくださいね。
「知識の暗記」と「自動化」で成績が上がった経験談
この記事では「知識の暗記」と「暗記した知識の自動化」を重視した勉強をおすすめしました。それは私が英語をずっと勉強して来て重要と思ったからです。
私は高校2年の頃、英語が伸び悩んだ時期がありました。そんな時に、英語の先生から
「単語帳を暗記し、あとはひたすら音読をして」
とアドバイスをしてもらいました。
それから私は、当時使っていたターゲット1900を全て暗記しました。同時に学校で配られた長文問題集で音読をひたすら繰り返したのです。
その結果、模試の成績も学年で上位を取ることができるようになりました。
「知識の暗記」と「知識の自動化」を重視して効率的な勉強を行いましょう。
英語勉強で意識すべきこと
英語を効率よく勉強するためには意識すべきことがあります。
具体的には
- 参考書は頭からやらなくていい
- 完璧主義ではダメ
- 難しすぎてはダメ(厚すぎてはだめ)
ということを意識しましょう。順番に解説していきます。
参考書は頭からやらなくていい
参考書は頭からやらないことをおすすめします。なぜなら、1ページ目から順番に取り組むと挫折しやすくなるからです。
また、参考書の中にはすでにやらなくてもマスターしている内容があるはずです。1ページ目から解き始めると、そういった部分まで解くことになり、効率が悪いでしょう。
自分に必要そうな内容を取り扱うページから優先的にやることで、本当に必要な問題のみを効率よく解くことができます。
また、たまには気分転換に最後の方のページを解いてみるのも良いでしょう。そうすることで、問題集の大半を解いているかのような錯覚にもなります。
このように、参考書は素直に1ページ目から順番に解く必要はないでしょう。
完璧主義ではダメ
完璧主義では効率的な勉強は行えないでしょう。なぜなら、一つ一つ時間をかけて完璧にマスターしたつもりでも、少したてば忘れてしまうからです。
一つ一つに時間をかけるよりかは、時間を逆にかけずに回数をこなすことが重要です。
単語学習を例に挙げましょう。一つ一つの単語に時間をかけたところで、数分後にはほとんど忘れてしまうのが人間です。ですが、何度も覚えた単語はしっかりと暗記できるでしょう。
一つ一つ完璧にこなそうとするのでなく、むしろ少し適当に行い、何度も繰り返す意識を持ちましょう。
難しすぎる参考書を選んではダメ
参考書を選ぶ際は、難しすぎる教材を避けましょう。教材にはレベルがありますが、高いレベルをこなせば良いわけではありません。
なぜなら、挫折をしやすくなりますし、勉強をしていてストレスが大きいです。
ストレスを感じていては、何時間も勉強を続けられず効率が悪いでしょう。
勉強は自分のレベルよりも少し高いレベルで行うのが効率が良いです。知識が定着しますし、長時間机に向かうことができるでしょう。
ですから、難しすぎる勉強は行わず、レベルに合った勉強を行なってゆきましょう。
テストで解く際はキーワードを拾うイメージで
本番で工夫をすることで、英語のテストで点数を上げることも可能でしょう。
テストに出題される英文を完璧に理解できる人は、レベルが高い人を含めほとんどいないでしょう。英語ができる人は、本文の中でわかる部分のみからキーワードを拾ってくる意識を持っています。
そして、キーワードを少しずつ拾っていくと、徐々に文章全体が理解できるようになるのです。ですから、文章を頭から完璧に訳していく必要はないのです。
わかる部分からキーワードを拾うことを意識し、テストの正解数を少しでもあげようというイメージを持ちましょう。
まとめ
以上、英語の効率の良い勉強法について解説して来ました。 この記事をまとめると
- 基礎知識(単語と文法)を暗記しよう
- 音読をして知識の自動化をしよう
- ライティングは問題集で対策
- スピーキングはオンライン英会話
- 参考書は頭からやらなくていい
- 完璧主義ではダメ
ということでした。
とにかく大事なのは「基礎知識の暗記」と「知識の自動化」です。これらを常に意識して、効率よく英語の点数を上げてゆきましょう。