TOEICの勉強において単語帳はいらないのではないか？
そう感じてることはないでしょうか。
実は、TOEICの学習において単語帳が必ずしも必要ということではないです。しかし、単語帳があった方が効果的に学習できますし、TOEICで求められる語彙力が著しく欠如している場合はやはり必要です。
なぜなら、TOEICで高得点を取るためには、ある程度の語彙力は必要ですし、語彙力を強化するには単語帳学習は非常に効果的だからです。
ここでは、単語帳学習のメリットといまいちな点を解説し、今のあなたが果たして単語帳が必要かどうかがわかるように解説していきます。
読み終えていただければ、今のあなたが本当に単語帳が必要かどうかがわかるはずです。
単語帳があると効果的な理由とは？
TOEICの勉強において、単語帳を使用することは効果的な方法の一つであることは事実です。単語帳には、TOEICの本番試験に頻出する単語がまとめられている場合が多く、TOEIC受験に必要な単語を効率的に学習することができます。
また、単語帳は、単語を繰り返し学習することができる点も魅力的です。一度習得した単語でも、定期的に復習することで定着させることができます。
単語を覚える際には、単語の意味だけでなく、使われ方や類義語・対義語なども覚えることが大切ですが、多くの単語帳にはそのような、補足知識の解説も行われています。そのため、単語帳を使用することで、語法などを含めた周辺知識を身につけることができます。
さらに、単語帳には例文が掲載されているものもあります。これは、単語の使い方を学ぶ上で非常に役立ちます。例文を読み、実際に単語を使用する場面を知ることで、TOEICで頻出する英語表現を身につけることができます。
単語帳学習のデメリットは？
TOEICの勉強において単語帳学習にはデメリットもあります。まず、単語帳に載っている単語を暗記しても、その単語の実際の使われ方や文脈を覚えることが難しいという点があります。単語を暗記する際は、多くの人が単語のスペルとそれに対応する意味のみを覚えて満足してしまう傾向にあります。ですが、TOEICの本番試験では、単語の意味だけでなく、どのような状況でその単語が使われるか、どのような文法的構造を持っているかなど、総合的な英語力が求められます。そのため、単語の意味だけでなく語法や使われ方の欄までしっかり読む努力を怠らない必要があります。
また、単語帳学習は繰り返し学習ができるという利点がありますが、一方で無味乾燥で退屈であり、学習のモチベーションを下げてしまうというデメリットもあります。単語帳を繰り返し学習するだけでは、実際の英語の使用において必要なスキルや知識を身につけることができません。より実践的な学習方法や、リスニングやリーディングなどのスキルを鍛えるトレーニングも必要です。
単語帳を買うべき人は？
TOEICの勉強において、単語帳を買うべきかどうかは、その人の英語力や目的によって異なってきます。しかし、金のフレーズレベルの単語を習得することは、TOEICで高得点を取るためには必要不可欠です。
金のフレーズには、TOEICで頻出する単語やフレーズが凝縮されています。金のフレーズに限らず、TOEICの単語帳には、TOEICでよく出るフレーズがまとめられている単語帳が多くあります。英文読解に必要な単語を覚えきれていない人は、単語帳を活用することで、効率的に学習を進めることができます。
また、TOEICは、難解な単語や専門用語は出題されない傾向があります。そのため、ある程度の単語力があれば、TOEICで高得点を取ることができます。
単語帳を買うべき人は、まだ単語力が不足している人や、よく出題されるフレーズを覚えたい人です。その判断基準としては、金のフレーズにまとめられている単語の9割を覚えられていない場合です。もっと具体的にいうと、10個単語があったら、そのうちの9個を答えられない状態です。その場合は単語帳を使用した学習を行うことをお勧めします。
一方で、既に単語力が十分である人や、他の勉強方法で単語力を向上させることができる人は、単語帳を買う必要はありません。自分自身の英語力や目的を考慮した上で、単語帳を活用するかどうかを決めると良いでしょう。
基本的な単語を単語帳で覚え、それが終わったら音読へ
TOEICの単語帳を使用した学習をするのは効果的ではありますが、単語学習において単語暗記作業と同じくらい重要な勉強があります。TOEIC学習において、単語帳を暗記することは得点アップに効果的な方法の1つです。特に、基本的な単語を覚えることができれば、TOEICのリーディングセクションにおいて得点を伸ばすことができます。
TOEICに出題される単語のレベルは、多くの場合基本レベルの単語です。高難易度の単語に時間をかけるよりも、基本単語をしっかりと覚えることが重要です。
そこで、単語帳で単語を覚えたら、音読を繰り返し行うことがおすすめです。これにより、単語を知っている段階から、単語の意味を反射的に脳内に思い浮かべる段階に挙げることができます。単語をある程度覚えたら、覚えた単語の意味を瞬発的に処理できるかが重要なのです。
瞬間的に単語の意味を処理できるようになってこそ、TOEICで求められる速読力も身につけることができます。そのための訓練が音読なのですです。
総合的に考えると、基本的な単語を単語帳で覚え、それを音読で繰り返すことは、TOEIC学習において非常に効果的な方法です。
単語帳を活用して、効果的にTOEICの単語力を鍛える方法
ここまで単語帳を使用した勉強の良い点とそうでない点をまとめました。その上で単語帳を使用した学習を選択した場合は、どのような勉強をするのが良いかをお話しします。
TOEIC試験で高得点を取るには、単語力が必要不可欠です。そのために、単語帳を活用して効果的にTOEICの単語力を鍛える方法があります。
どんな単語帳を選ぶべきか？
まず、単語帳選びに関してですが、必ずTOEICの単語帳を使用しましょう。単語帳に難易度があるのはお分かりかと思いますが、どのような単語が単語帳に収録されているのかも、単語帳選びでは重要です。
今回はTOEICの本番試験で頻出される単語を覚えたいので、TOEIC向けの単語帳を選びましょう。
また、単語帳は難しすぎたり、簡単すぎたりするものがありますので、自分の英語力に合ったものを選びましょう。基本的な単語力をつけるために、簡単な単語帳から始めることをおすすめします。もし現状のレベルがわからない場合は、「金のフレーズ」という単語帳を購入するのが良いです。
単語を覚えるだけでなく、単語の使い方も学びましょう。例文を活用することで、実際の文脈での使い方を学ぶことができます。単語をただ暗記するだけでは、試験の実際の問題に対応することができません。例文を通して、単語の意味や使い方を理解することが大切です。
また、単語帳で覚えた単語を繰り返し音読することで、単語の認識力を高めることができます。ただし、ただ単語を反復するのではなく、音読をする際には、単語の意味や使い方を頭の中に思い浮かべるように心がけましょう。
最後に、覚えられていない単語をマーキングし、重点的に学習することをおすすめします。単語帳に載っている単語を全て覚えるのは難しいですが、マーキングした単語に集中的に取り組むことで、徐々に単語力を向上させることができます。
単語帳を使用しないで高得点を目指す方法
人によっては単語帳学習を行うのが億劫に感じてしまう人もいるでしょう。そんな人のためにおすすめの別の方法をお話しします。
TOEIC学習において単語帳を使わずに高得点を目指すためには、いくつか方法があります。
まず、スマートフォンやタブレットを使って、単語帳アプリをダウンロードする方法があります。これらのアプリには、TOEICに出題される単語が収録されており、使い方も簡単です。単語を覚えるだけでなく、例文や発音も学ぶことができます。
また、教材を使って音読やシャドーイングをする方法も効果的です。教材には、TOEICに出題されるような単語がたくさん含まれており、繰り返し練習することで、自然に単語力がついていきます。
さらに、自分でフラッシュカードを作ることもできます。カードには、単語とその意味、例文を書き込んでおき、繰り返し確認することで単語を覚えることができます。
単語帳を使わなくても、他の方法を使って効果的に単語力を鍛えることができます。自分に合った方法を見つけ、繰り返し練習することが重要です。
まとめ
ここまでTOEICの単語学習において、単語帳が必要かどうかについてまとめてきました。
単語帳を購入して学習することがお勧めされる人は、「金のフレーズ」で登場する単語の9割を覚えてきれていない人です。
しかし、単語帳は
- 語法やその他周辺知識を覚えづらい
- 退屈な勉強であるためモチベーション維持が大変
といったデメリットがあります。
自分の勉強スタイルに合わせて単語帳が必要かどうかを判断しましょう。