就活で使うTOEICスコアは、いつまでに何点取れればいいの?
そんな疑問をお持ちではないでしょうか?
もちろん答えは人それぞれです。ですが、就活で評価されたい人は「履歴書提出の1ヶ月前までにTOEIC600点以上取れるように動きましょう!」というのが私の結論です。
なぜなら、
- TOEICの結果は試験17日後には分かるから
- TOEIC600点を取れれば面接で評価をされ始めるから
です。
この記事では、次のことが分かります。
- 就活で使うTOEICスコアをいつまでに取ればいいか?
- TOEIC何点を目標にすればいいか?
- 就活までにTOEIC受験が間に合わなそうな場合どうするべきか?
- TOEICスコアを活用して就活を成功させるにはどうすべきか?
私は就活でTOEICスコアを活用するために、計画的にTOEIC受験を済ませることができました。そして、TOEICスコアを強みに、しっかりと内定をいただくことができました。
この記事を読み終えていただければ、就活のための正しいTOEIC受験スケジュールが分かり、就活を成功させる秘訣が分かるでしょう。
記事の最後では、TOEICスコアを生かして就活を成功させる戦略も伝授しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
TOEICは履歴書提出の1ヶ月前までに受験しよう
就活でTOEICスコアを活用したいと考える人は、履歴書提出1ヶ月前までにTOEIC試験を受けられるように動きましょう。
その理由は次の3つです。
- TOEICの17日後には結果が分かり、19日後にデジタル結果証明書がもらえるから
- 紙の結果は1ヶ月後に届くから
- 面接前にTOEICスコア証明の提出を求める企業は少ないから
それぞれ詳しく解説します。
TOEICの17日後には結果が分かり、19日後にはデジタル結果証明書がもらえるから
TOEICのスコアを就活までに準備するには、遅くとも履歴書提出1ヶ月前までの試験を受ければ良いでしょう。なぜなら、TOEICでは試験17日後には結果速報がオンライン上で公開されるからです。
また、その2日後である試験19日後には、デジタルの結果証明書のダウンロードが可能だからです。
デジタルの証明書は正式な結果証明資料です。2024年度からは紙の証明書が廃止されて、デジタルに一本化されます。
このように、TOEICの正式な受験結果が試験19日後には手に入るため、履歴書提出の1ヶ月前までに受験を終えれば就活に間に合うでしょう。
なお、最新のTOEICの受験スケジュールに関しては、下記の記事でまとめています。
紙の結果は1ヶ月後に届くから
基本的にはデジタルの結果証明書で就活は通用します。
しかし、万が一紙媒体の結果証明書が必要となっても、試験1ヶ月後には自宅に郵送で届きます。そのため、1ヶ月前までに受験が完了していれば、ギリギリ間に合うでしょう。
繰り返しになりますが、2024年度からは紙の結果証明書が廃止され、デジタル証明書のみの発行となります。そのため、基本的にはデジタル証明書があれば就活に足りると思って良いです。
このように、紙の証明書が必要となっても、履歴書提出1ヶ月前までにTOEICを受け終われば問題ないでしょう。
なお、TOEIC結果の各種類がそれぞれいつ手に入るかをまとめた具体的日程は、こちら記事でまとめています。
面接前にTOEICスコア証明の提出を求める企業は少ないから
「公式証明書がもらえるのがTOEICから19日後ということは、1ヶ月前の試験を受けたのではおそいのでは?」と思うこともあるでしょう。
ですが、その心配はあまり必要ないでしょう。なぜなら面接を行う前にTOEICの結果証明を提出するように求める企業は基本的に無いからです。
履歴書にスコアは記入すると思います。ですから、履歴書を提出する段階で、結果証明が手元になくても、自分のTOEICスコアが分かれば十分なのです。企業によって違いますが、面接が行われるのは履歴書を提出してから数週間先です。
このように、履歴書を提出するタイミングでスコア証明を提出するパターンは私の就活経験上あまりありませんので、履歴書提出の1ヶ月前にTOEICを受験できれば問題ないでしょう。
一部企業ではTOEICのスコアで足切りを設けている場合もあります。そのような企業では早い段階で証明書を求められる場合もあり得ます。その場合は企業の採用情報ページに記載があると思いますので、受ける予定のある企業は今のうちに確認しておきましょう。
TOEICの受験申し込み期限は必ず確認しよう
「TOEICの受験は、遅くても履歴書を提出する1ヶ月前に済ませましょう!」ということはわかったと思います。これに加えてもう1つ知っておくべき注意点があります。
それは、TOEICの受験申し込み締め切りは、試験日の大体1ヶ月前であるということです。意外と申し込み締め切りが早いのです。
余裕を持って就活の準備をしようとしていても、受験締め切りを把握していなければ、就活に間に合わないなんて恐れもあります。ですから、TOEICの受験申し込み期限は必ず「今」確認することをおすすめします。
直近のTOEIC試験締め切りスケジュールは、こちらの記事でまとめています。
TOEICは早めに受けるのが良い
ここまで「就活のためにはTOEICを遅くてもいつまでに受ければ間に合いそうか?」について解説してきました。つまり、遅くともいつ受けるかを解説しましたが、この章では、いつ受けるのが理想かについて解説します。
答えを先に言うと、「なるべく早く受けるのが良い」ということです。もっと言うと、「次の試験に申し込みましょう!」ということです。
その理由は次のとおりです。
- TOEICスコアは2年で失効しないから
- TOEICスコアが低くて再チャレンジできるから
それぞれ詳しく解説します。
TOEICスコアは2年で失効しないから
「TOEICのスコアは2年で失効してしまうから、あまり早く受けすぎても無駄になる」と思っている人をたまに見かけます。ですが、じつはTOEICのスコアは2年で失効しません。これは TOEICの公式サイト にも明記されています。
引用:TOEIC公式サイトより
スコアレポートに有効期限はあるのか?
有効期限はありません。
2年で失効するのは、TOEICのスコアではありません。結果証明書の再発行権利です。
つまり、結果証明書を無くしてしまった場合、再発行できるのは試験後2年間のみ、ということです。結果証明書を無くさなければ関係ないのです。
このように、TOEICスコアは一度取得すれば有効期限はありません。ですから、なるべく早く受験することが良いでしょう。
とはいえ、英語力は変化するものです。そのため、就活時に使用するスコアは2年以内の方がより説得力はあるため、定期的な受験をおすすめします。
TOEICスコアが低くて再チャレンジできるから
TOEICを早めに受けておくと、仮にスコアが低かったとしても就活までに再チャレンジすることができます。なぜなら、TOEICは1ヶ月に1回のペースで開催されているからです。
地域によっては開催頻度が少ない場合もありますので、そこは公式サイトを要確認です。
受験や就活の面接は1回勝負ですが、何度もやり直せるとなったらすごくラッキーだと思いませんか?TOEICは何度もやり直しが効くのです。
ですから、なるべくTOEICは早めに受験し、もしその結果がダメでもまたチャレンジできるという戦略をとりましょう。
就活までにTOEIC受験が間に合わなそうな時の対処法
中にはもう就活が間近で、TOEIC受験が間に合わないかもしれないと悩んでいる人もいるかもしれません。安心してください。対処法はいくつもあります。
今回は次のとおり3つの対処法を紹介します。
- 就活に支障がなければTOEIC受験をするべき
- TOEIC以外の英語資格で自己PRしよう
- 英語力ではなく「人柄」をアピールしよう
それぞれ詳しく解説します。
就活に支障がなければTOEIC受験をするべき
就活に時間的な支障をきたさないのであれば、次回のTOEICを受験するのが良いでしょう。なぜなら、1, 2ヶ月後に受ける就活の面接までには結果が出るため、十分間に合うからです。
TOEICは結構な頻度で開催されていますし、結果も試験日から2週間ちょっとで分かります。ですから、もし可能であれば次のTOEIC試験を受験することをおすすめします。
私自身も就活の期間にTOEICを受験していました。だからといって就活に手が回らなくなったわけではありませんでした。くれぐれも自分のキャパと相談して受験してくださいね。
TOEIC以外の英語資格などで自己PRしよう
TOEICのスコアを保持していなくても英語力を証明することは可能です。なぜなら、TOEIC以外にも英語の試験はあるからです。また、資格に限らず留学やオンライン英会話を受講したエピソードなどでも英語力は証明できるからです。
例えばあなたが留学経験があるとします。留学先でどんなことをしたかを話すだけで、なんとなくあなたの英語力は想像できます。
また、オンライン英会話を受講したエピソードであっても、どんなを受講したか、どんな様子でレッスンを受けたかなどを伝えれば英語力は伝わるでしょう。
このように、もし英語力を就活の面接でアピールしたいのであれば、TOEIC以外の方法で強みを伝えるのもありです。
英語力ではなく「人柄」をアピールしよう
英語力以外でアピールをする戦略も考えてみてはいかがでしょうか?なぜなら、就活では「能力」よりも「人柄」や「人間性」が重視される傾向にあるからです。
次の表は、リクルートが調査した結果を表しています。この結果から、企業が面接でどのような特徴を求めるかが分かります。
この結果より、企業は「人柄」を最も重視する傾向にあることが分かるでしょう。
ですから、「就活を成功させたい!」ということがあなたのゴールなのであれば「人柄」などの、TOEICのスコア以外の切り口で自分をアピールするのも有効な手段でしょう。
TOEICスコアは600点、できれば700点を目指そう
では就活までにTOEIC何点を取得できれば良いのでしょうか?
結論ですが、TOEIC600点を取得しましょう。もし英語を活かした仕事をしたいのであれば、700点を目指すのが良いです。
そう結論づける理由は次のとおりです。
- 600点から評価され始めるから
- 700点取ると英語を活かした仕事が目指せるから
それぞれ解説します。
600点から評価され始めるから
TOEICは600点を取得すると、面接で評価をされ始めます。なぜなら、そのような調査結果があるからです。次の表は、企業が採用や昇進・昇格においてどのくらいのTOEICスコアを求めるかを表しています。
この表より、新卒採用では545点、昇進昇格では役員クラスでも600点が求められることが分かります。
つまり、600点を取得できれば、面接においても評価されることが分かります。ですから、就活を有利に進めるためには、TOEIC600点を目指しましょう。
700点取ると英語を活かした仕事が目指せるから
英語を活かした仕事を目指す場合は、700点を目指しましょう。なぜなら、企業が英語を使う仕事の求人を募集する際はTOEIC700点くらいの人材を求める傾向にあるからです。
次の表は、英語を使う仕事を担当する人材に対して、企業がどのくらいのTOEICスコアを求めるかを表した表です。1つ目の画像に関しては、直前の章でもお見せしています。
この表より、次のことが分かります。
- 英語を使用する部署の中途採用:620点
- 海外出張者:620点
- 海外赴任者:635点
つまり英語を活かしたい人は700点を目指せれば、就活を有利に進められることが分かるでしょう。
また、英語を活かした仕事を目指す場合、英語力に、より重きをおいて評価される傾向が強いはずです。このような理由より、英語を活かした仕事を目指す人は、TOEIC700点を目指しましょう。
TOEICスコアを活かして就活を無双するために
TOEICのスコアを生かして就活を有利に進めるための戦略として、企業からスカウトが届く特徴のある就職サイトに登録しておくのが重要です。そして、あなたのTOEICのスコアを登録しておきましょう。
スカウト型の就職サイトでTOEICスコアを登録しておくと、あなたの英語力を評価してくれる企業がスカウトを送ってくれます。つまり、企業探しの効率がよくなるのです。
私もスカウト型の就活サイトに多く登録し、TOEICスコアを活かした就活がはかどりました。
あなたが就活で企業探しをしているのと同様に、企業も新卒入社してくれる就活生を探しています。もし、あなたがオファー型の就活サイトに登録をしていないと、企業からの就活生探しの選択肢にあなたは入ることができません。それではかなりのチャンスを捨てていることになるのです。
こうしている間にも、他の就活生にはオファーが届いているはずです。登録は無料ですので、今すぐにでも登録して、オファーをもらいましょう。
マイナビやリクナビはすでに多くの就活生が登録していると思いますので、ここではあえて皆さんが登録してなさそうな優良スカウト型就活サイトを3つ紹介します。
最低でもここにあげる3つは今すぐに登録しましょう。もちろん無料で使えます。
利用すべき就活サイト
- スカウトが届く「Lognavi」15万人の学生が利用中
※適性診断で相性の良い企業が見つかるから、内定につながりやすい! - 最短3週間でスピード内定が取れる「Ababa」
※ESや一次選考がカットされたスカウトが届く!就活が楽に! - 就活生の4人に1人が使い、毎年2万人の学生が企業と出会っている「キミスカ」
※プロフィール登録だけで特別なスカウトが平均7通くる!
まとめ:TOEIC受験はなる早で!遅くても1ヶ月前には受験しておこう
ここまで、就活でTOEICスコアを活用するためには、いつまでにTOEICを受験するべきかについて解説しました。
この記事をまとめると
- TOEIC受験は履歴書提出の1ヶ月前までに済ませよう
- TOEIC受験はなるべく早くした方がやり直しがきく
- 就活までにTOEIC600点を目指そう
ということでした。
TOEICで高いスコアを取得できれば、あなたの就活は必ず有利に進みます。この記事を元に正しいスケジュールでTOEICのスコアを取得し、就活に備えましょう。