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【TOEICの最低点は0点ではなく10点】その理由と採点方式を解説

※この記事はプロモーションを含みます。

TOEIC最低点は0点

TOEICの最低点は0点なのか?

そんな疑問をお持ちではないですか?

じつは、TOEICの最低点は0点ではなく10点です。なぜなら、公式サイトに最低点は10点であることが明記されているからです。

この記事では、TOEICの最低点が0点でない理由と、TOEIC採点方式のおもしろい特徴をいくつか解説します。

記事を読み終えていただければ、TOEICの特徴的な採点方式全てを理解することができます。

TOEICの最低点は0点でなく10点

TOEICの最低点は0点ではなく10点です。内訳としてリスニングの最低点が5点、リーディングの最低点が5点です。これはTOEICの公式サイトにも明記されています。

テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで表示されます。

TOEIC 公式サイト

ですから、仮に全ての問題にマークせずに提出したとしても、全ての問題に運良く間違えたとしても、10点は確実に取ることができるのです。

どんなに頑張っても、0点を取る手段がないとも言うことができます。

TOEICの最低点が0点ではない理由

勉強法

では、なぜTOEICでは最低点が0点ではないのでしょうか?それは、正当数そのままの素点を総合点にしているのでなく、統計的な処理を行って点数を算出しているからです。

これについてもTOEICの公式サイトに明記されています。

スコアは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。

TOEIC 公式サイト

こういった特徴的な採点をしているから、最低点も0点ではなく10点であると思われます。

TOEICの採点方式が特徴的な理由

ではなぜ、このような複雑な採点方式を採用しているのでしょか?それは、受験回ごとにテストの難易度が違うことによる不平等さを無くすためです。

具体的に説明します。

ある回のTOEICテストは簡単だったけど、別の回のTOEICは難しかった。そうなってしまうと、同じ600点を取ったとしても、難しい回のテストで取得した600点の方が価値が高くなってしまいます。

テストの難易度は極力同じにしているでしょうが、それでも全く同じ難易度の問題を作るのは難しいでしょう。そういった不平等さをなくすために、TOEICでは複雑な採点方式を採用しているのです。

TOEIC採点方式のおもしろい特徴

コツ

TOEICにはこれ以外にも、採点方式におもしろい特徴があります。具体的には下記です。

  • TOEIC満点は990点と中途半端な点数
  • 全問正解でなくてもTOEICでは満点が取れる
  • TOEICの点数は5点刻みで算出される
  • TOEICは問題ごとに配点が決まっていない
  • TOEIC採点時の詳細な方式が公開されていない

順番に解説します。

TOEIC満点は990点と中途半端な点数

TOEICは最低点が10点と中途半端ですが、実は満点も990点と中途半端です。内訳として、リスニングの満点が495点、リーディングの満点が495点です。

この理由に関しても、TOEICが統計的な採点方式を採用していることに起因していると思います。

全問正解でなくてもTOEICでは満点が取れる

一般的なテストでは、満点を取るためには全問に正解する必要があります。

しかし、TOEICでは全問正解でなくても、満点を取得することができるということが分かっています。なぜなら、正答率が全ての項目で100%でなかったけど、点数が満点でなかったという事例が報告されているからです。

具体的には、1,2問間違えたとしても満点になる可能性があるようです。

TOEICの点数は5点刻みで算出される

TOEICの点数は5点刻みで算出されます。ですから、TOEICの点数が712点ということはあり得ないということです。

これに関しても統計的に採点しているからこそ起こる現象だと思われます。

TOEICは問題ごとに配点が決まっていない

TOEICは問題ごとに配点が決まっておりません。統計的に採点処理をするからこそ、正答率を元に採点しているとのことです。そのため、問題ごとに配点を設定した採点処理をしていないということになります。

これによって困るのは、自分で模擬問題を解いた時に、何点であるかを計算できないことです。ですから、自分で採点する時は、おおよそ1問5点として採点するしかないでしょう。

自分で採点する時は、TOEICの問題1回分をおおよそ1000点満点と考えて、全問で200問あるから1000÷200で1問あたり5点という計算です。

TOEIC採点時の詳細な方式が公開されていない

TOEICでは統計的で難しい採点処理をしていることは明記されていますが、その他の詳細な採点手法に関しては公開されていません。ですから、私たちは採点がどのように行われているかを知る手段がないのです。

そのため、ネット上で時々流れるTOEICの採点手法に関する噂は信憑性に欠ける可能性もあるので注意が必要です。 公式サイトで発表されている情報以外は信用しないように注意しましょう。

まとめ:TOEICの最低点は0点でなく10点

ここまでTOEICの特徴的な採点方式についてまとめてきました。

TOEICの最低点は0点ではなく10点で、最高点は990点ということでした。また、そういった中途半端な点数になってしまっているのは、TOEICの受験回の違いによる不平等さをなくすために統計的な処理のもと採点が行われていることが原因でした。

TOEICの採点は特徴的です。実際に受験をする際は、結果が統計的に処理されていることを分かった上で結果を分析しましょう。

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