TOEIC満点はいくつなの？どれくらいすごいの？
そんな疑問にお答えします。
結論から言いますと、TOEICの満点は990点で、なかなか取れない点数です。私自身も990点を目指していますが、いまだに達成できていません。
この記事では、TOEIC満点がなぜ990点なのかと、TOEIC満点のすごさについても解説します。
記事を読んでいただければ、TOEIC満点がどれほどすごいのかイメージすることができるでしょう。
TOEIC満点は990点
TOEICの満点は990点です。リスニング問題が495点、リーディング問題が495点満点となっています。問題数は全部で200問あり、これを2時間で解きます。
TOEICの満点が990点と中途半端な理由
なぜ、990点という中途半端な点数なの？と思うかもしれません。その理由は、TOEICが複雑な採点方式を採用しているからです。
じつはTOEICでは問題ごとに配点が決まっていません。点数は同じテストを受けた受験者の点数を統計的に分析し、それとの比較も行いながら点数が決まるのです。
ですから、最低点は0点ではなく10点であるなど、採点の仕方が特殊です。また、全問正解しなくても、満点の990点が取れたりします。
なぜ、こういった採点が行われているか？それは、受けるテストが違うことによる不平等を防ぐためです。難しい回のテストを受けると出来は悪くなるでしょうが、点数は下がらないように調整してくれているのです。
ですから、受験生のレベルを正確に判定するために、あえて難しい採点方法を取り入れているのです。そして、この複雑なTOEICの採点方式の詳細については公開されていません。
TOEICはこういった受験生のレベルを正確に判定するために採点方式を複雑化しています。ですから、満点が990点と中途半端になっています。
TOEIC満点はどのくらいすごいのか？
冒頭でもお話ししましたが、TOEIC満点はすごいです。具体的には下記点ですごいでしょう。
- 英語で十分なコミュニケーションができる
- 満点はTOEIC受験者全体のわずか0.3%
- 就活や仕事で評価をされる
順番に解説します。
英語で十分なコミュニケーションができる
TOEIC満点は、英語で十分なコミュニケーションが取れるレベルとされています。
下記表は、TOEICの点数と英語レベルの相関関係を表した表です。
この表によると、990点はレベルAに該当します。レベルAの該当者は、あらゆる場面で英語による十分な理解とふさわしい表現ができると記載されています。また、英語を理解し、流暢に駆使することができるとも記載されています。
一般的なTOEICの試験ではスピーキングとライティングの試験はないため、全ての英語技能を測定することはできないです。しかし、満点取得者は高度なリスニングとリーディングの能力を持っているという証拠になります。
リスニングとリーディングは英語でのコミュニケーションの基礎力となるため、英語で十分なコニュニケーションができると言えるでしょう。
満点はTOEIC受験者全体のわずか0.3%
TOEICで満点を取得しているのは、受験生全体のわずか0.3%とされています。重要なのは、日本人の0.3％ではなく、TOEIC受験者の0.3%ということです。
TOEICを受験する人はある程度英語ができる人が多いです。その中の0.3%なのです。
下記表はTOEICの得点分布と平均点を表しています。
平均点の611点は高校卒業程度の英語をマスターしているレベルですので、レベルとしては高いです。ですので、TOEIC受験生の多くは英語がある程度できる人であることがわかるでしょう。TOEIC満点取得者は、その中の0.3%です。
ですので、満点取得はすごいと言えるでしょう。
就活や仕事で評価をされる
TOEIC満点取得者は就活や仕事で高い評価を受けるでしょう。なぜなら、私はTOEIC満点ではく、840点ですが、それでも就活や仕事で大いに評価をされるからです。満点を取得していれば、なおさら高い評価をされるでしょう。
日本のビジネスにおいてはTOEICの点数が英語力の評価に使われることが多いです。
TOEICはライティングとスピーキングの問題がなく、4技能を測定できないため意味がないという意見もあります。しかし、そうであっても、日本ではTOEICの点数が英語の評価指標で使われている事実がある以上、TOEICの評価は大きいのです。
ですから、TOEIC満点取得者は、就活や仕事でかなりの評価を受けるのです。
TOEIC満点はなかなか越えられない
私自身TOEICの勉強を続けており、TOEICを頻繁に受験していますが、なかなかTOEIC満点を取ることができていません。現在840点ですので、そもそも900点ですら難しいと感じています。
もちろん私よりも点数が高い人は多くいますので、私の努力不足ではあります。
TOEICは高得点になればなるほど点数を上げるのは難しくなります。私も900点を超えるのがなかなかできておりません。また、仮に900点を取ったとしても、満点を取るにはさらに90点上げる必要があります。
このように、TOEIC満点を目指す私の経験を踏まえても、TOEIC満点は相当すごいということになります。
評価のためにTOEIC満点を目指す必要はない
TOEIC満点という肩書きはすごいということは説明したとおりです。しかし、もし就活や仕事で評価をされることを目的とするのであれば、TOEIC満点を目指す必要はないでしょう。
なぜなら、TOEIC満点を取るのはかなり労力がかかるからです。また、満点でなくても800点や900点を取ることで、英語力に関しては大いに高い評価を受けるからです。
TOEIC満点は、全問正解をしなくても取れる可能性があるということは前の章で説明しました。しかし、そうであっても間違えられるのは200問ある中でせいぜい2、3問です。ですので、全問正解を目指さないと達成できないでしょう。
全問正解を目指すには、相当な単語力と速読力が求められます。また、リスニング力も必要です。それを習得するためには相当な労力がかかるのは想像がつくと思います。
評価を目的にTOEICを受けるのであれば、そこまでの労力を使う必要はないでしょう。
ちなみに私はTOEIC満点を目指しています。あくまで自分の趣味としてTOEIC満点を目指しております！
まとめ：TOEIC満点は990点で、かなりすごい
ここまで、TOEIC満点は990点であることと、TOEIC満点がどのくらいすごいのかについて解説しました。
TOEIC満点は
- 英語で十分なコミュニケーションができる
- 満点はTOEIC受験者の中のわずか0.3%
- 就活や仕事で評価をされる
という点ですごいのでした。そして、私自身TOEIC満点を取ることが難しいと実体験から痛感しています。
満点といわずTOEICで高得点を取ることは多くのメリットがあります。ぜひ、TOEICの点数アップを目指して共に勉強を頑張りましょう。