TOEIC IPテストって、個人がどこの団体にも属さずに申し込みできるの?
そんな疑問をお持ちではないですか?
じつはTOEIC IPテストは、個人がどこの団体にも属さずに申し込みをすることができないのです。
この記事でわかること
- TOEIC IPテストは個人だけで申し込みができないこと
- どうしても個人で申し込みたいのであれば、スクールに入らないといけないこと
私は過去にTOEICを何十回も受験していて、TOEICに関する最新情報は常にチェックしています。そんな私が、最新のTOEIC情報をもとにTOEIC IPテストの個人申し込みについて、完全解説します。
この記事を読むことで、TOEIC IPテストを「どうにかして個人で申し込む方法」が明確になるでしょう。
TOEIC IPテストを個人で受ける方法はない
まずTOEIC IPテストがどういったテストかをお話しする前に、TOEIC IPテストを個人で受ける方法があるのかについてお話しします。
結論、個人がどこの団体にも属せずにTOEIC IPテストを受けることはできません。こちらについては、TOEICの公式サイト でも、下記のとおり明記されています。
現在、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)は、個人で申込いただくことはできません。
IPテスト(団体特別受験制度)のお客様のみご利用いただけます。
TOEIC 公式サイト よくあるご質問 より引用
ですから、もしどうしても受けたいのであれば、TOEICのスクールに通うなど、どこかしらの団体に所属する必要があります。ただ、そうすると最低でも数万円はします。
どこかのスクールに通う時点で、もう個人での受験じゃないじゃん!ってツッコミが入りそうですが…
どこかのスクールがTOEIC IPテストを開催するとなった時に、スクールに所属せず、そのテストだけ受けるというのも基本的にできないようです。
ですから、TOEIC IPテストは、個人がどこの団体にも所属せずに受ける方法はないということです。
TOEIC IPテストと一般的な公開テストとの違い
ここからは、TOEIC IPテストがどんなテストか?一般的なTOEIC L&Rと比較しながら解説します。
具体的には下記6つの特徴があげられます。
- TOEIC IPテストでも「TOEIC〇〇点」と言える
- TOEIC IPテストはオンライン受験である
- TOEIC IPテストの難易度はTOEIC公開テストと同じ
- TOEIC IPテストは試験時間が短く問題数も少ない
- TOEIC IPテストは試験結果が試験直後に分かる
- TOEIC IPテストは試験期間内であれば24時間好きな時間に受けられる
ひとつずつ順番に解説します。
TOEIC IPテストでも「TOEIC〇〇点」と言える
TOEIC IPテストでも800点を取得すれば、「TOEIC 800点を取得している」と言うことができます。
なぜなら、TOEIC L&Rの点数とTOEIC IPの点数は、同じレベルであれば同じ点数が出るように作られているからです。点数もTOEIC L&Rと同じく10点〜990点で算出されます。
そうは言っても、面接などではTOEIC IPテストでの結果であることは記載する必要はあるでしょう。その上で、TOEIC L&Rと同じ扱いで評価してくれるかは、面接先の団体によるでしょう。
基本的にはTOEIC IPテストを受験した場合でも、TOEIC〇〇点ということができるでしょう。
TOEIC IPテストはオンライン受験である
TOEIC IPはオンラインで受ける試験です。
自宅で受験もできますから、会場に行く必要もありません。ですから、公共交通機関が遅れたり、遅刻したりする心配もありません。自宅受験ができるだけで受験をする負担も軽減できるでしょう。
しかし、デメリットもあります。
自宅でのオンライン受験は、時にはネットワークトラブルに巻き込まる恐れもあります。事前にネットワークの通信状況を確認し、本番でトラブルなく受験できるようにしましょう。
TOEIC IPテストの難易度はTOEIC公開テストと同じ
TOEIC IPテストの難易度は、TOEICの公開テストであるTOEIC L&Rと同じです。
先ほどもお伝えしましたが、TOEIC IPの点数はTOEIC L&Rと同じ点数が出るように採点されているのでした。ですから、当然難易度が同じ試験となります。
TOEIC IPテストは試験時間が短く問題数も少ない
TOEIC IPテストはTOEIC L&Rと難易度は同じなのですが、試験時間と問題数に大きく違いがあります。
下の表はTOEIC IPテストとTOEIC L&Rテストとの、試験時間と問題数を比較した結果を表したものです。
比較項目 | TOEIC IPテスト | TOEIC L&R |
---|---|---|
試験時間 | 62分 | 120分 |
問題数 | 90問 | 200問 |
試験時間に関しての詳細比較は下記です。
比較項目 | TOEIC IPテスト | TOEIC L&R |
---|---|---|
リスニング時間 | 25分 | 45分 |
リーディング時間 | 37分 | 75分 |
また、問題数の詳細比較については下記です。
比較項目 | TOEIC IPテスト | TOEIC L&R |
---|---|---|
リスニング問題数 | 45問 | 100問 |
リーディング問題数 | 45問 | 100問 |
この表が示すように両試験を比較すると、TOEIC IPテストの問題数はTOEIC L&Rの半分以下となります。また、試験時間も約半分ほどであることが分かります。
このように、TOEIC IPテストは試験時間も短く、問題数も少ないため、試験を受ける負担が少ないでしょう。
TOEIC IPテストは試験結果が試験直後に分かる
TOEIC IPテスト結果は、試験が終わった直後に、画面に表示されます。そのため、結果をすぐに知りたい方にはありがたいです。
一方でTOEIC L&Rは、試験を受けてからオンラインで結果速報が出されるまで約17日かかります。つまり、試験結果が分かるまでの期間は、圧倒的にTOEIC IPテストの方が早いということです。
なお、TOEIC IPテストの結果は、試験終了後すぐに画面に表示されますが、その結果をスクショし忘れると、再度結果を見るのには数日待つ必要があります。くれぐれも注意しましょう。
また、TOEIC IPテストの結果を後日見る際に、結果をどこから見れるのかが分かりづらいです。
TOEIC IPテスト結果の見方に関しては、 【TOEIC IPオンラインテスト結果の見方】どこから見れる? で詳しく解説しています。
TOEIC IPテストは試験期間内であれば24時間好きな時間に受けられる
TOEIC IPテストはオンラインで自宅から受けることができるため、試験期間内に受ける必要こそありますが、受ける時間帯は24時間自由です。
一方、TOEIC L&Rは試験会場で全員が一斉に受ける試験であるため、当然みんなが決まった時間に受ける必要があります。
受験者の中には昼間よりも夜のほうが集中しやすい人もいるでしょう。また、朝早くに受験をすると、頭がスッキリした状態で受験できるなんて人も多いのではないでしょうか。
TOEIC IPは受ける時間帯を自由に選べる分、メリットが大きいでしょう。
まとめ:TOEIC IPテストを個人で受ける方法はない
ここまでTOEIC IPテストを個人で受ける方法についてと、TOEIC IPテストの試験概要についてまとめてきました。
TOEIC IPテストは、個人がどこの団体にも属さずに受験する方法は無いということでした。どうしてもTOEIC IPテストを受けたい場合は、どこかのスクールを受講するのが良いということでした。
また、TOEIC IPテストはオンライン受験が可能で、TOEIC L&Rと比較すると下記のような特徴があるのでした。
- TOEIC IPテストでも「TOEIC〇〇点」と言える
- TOEIC IPテストはオンライン受験である
- TOEIC IPテストでも難易度はTOEIC公開テストと同じ
- TOEIC IPテストは試験時間が短く問題数も少ない
- TOEIC IPテストは試験結果が試験直後に分かる
- TOEIC IPテストは試験期間内であれば24時間好きな時間に受けられる
TOEIC IPテストに興味がある方は、スクールを受講し、ぜひ一度受けてみてはいかがでしょうか?